みなさんこんにちは、ハコおんなです。
20年ほど前ですが、4年ほどベルギーに住んでいたことがあります。
今回は在ベルギー時代に聞いた、ベルギー人が毎日のようにスーパーで買うプチプラチョコレートをご紹介したいと思います。
ベルギー人だからといって、『G●DIVA』とか『Pierre ●arcolini』なんかをいつも食べていると思ったら、大間違いでした。
彼らが買うのはスーパーで売っているどれも庶民派のチョコですよ。
それでは見てみましょう!
3位 Jacques

同僚達との雑談の中で、一番おいしいチョコレートは何かという話になり、そこで一定数の票は得たものの、1位にはなれなかったのがこのチョコレートです。
色々な味がありますが、これはバニラ&フランボワーズ。

中のフィリングはガナッシュでも、マジパンでもなく、砂糖クリームのような感じです。
昔から食べ慣れていると好きになるのかな、という食感でしょうか。
周りのチョコがパリッ、中のフィリングがフニャ、という感じです。
私はいまいちでしたが、他のフレーバーであれば美味しかったのかも。
そういえば、マジパン好きなベルギー人、多かったです。
残念ながら日本ではあまり流通していないのですが、もし見つけたらベルギー人たちが好むチョコだと思いだしてみてくださいね。
2位 ガレー (Galler)

ベルギー王国ご用達のチョコレートとして有名なガレー(Galler)のチョコレートです。
日本では高級チョコのイメージが強いですが、ベルギーではスーパーで普通に売られています。
ブロックチョコのような形で、中には色々なフィリングが詰められており、チョコレートは滑らか、かつ濃厚。さすがは王室ご用達といった味わい。
ベルギー人は子供の時からチョコレートを食べているせいか、チョコレートの味にはやはりうるさいです。

安いチョコレートはそれなりの味しかしないのよ。
とはっきりと言ったくらいです 。
ガレーのチョコレートは私も好きな方です。
特に日本ではミニバーと呼ばれる小さなサイズのものが流通しています。
ちょっとしたお礼やばらまき菓子に便利だったりします。


1位 コートドール(Côte d’Or)
堂々の第一位。
ベルギー人が好きなプチプラチョコといえば、ずばり、これです↓


コートドールのチョコレート。


まさにベルギーブランドのチョコレートです。
Côteは『丘陵地』、 Orは『黄金』、つまり『黄金の丘』という意味ですね。
これはアフリカの大地を意味しているようで、トレードマークの像もきっとアフリカの象徴として使用されているのでしょう。
コートドールは基本、板チョコ形状であることが多いのです。
しかし、日本の板チョコとは異なり、とても分厚くてチョコの間に色々なナッツやガナッシュが挟まれたものが一般的です。
敢えて言うならば、最近話題の『ドバイチョコ』のような厚み。
そしてナッツやフルーツがたっぷりとちりばめられているので、満足感この上なし。
ボリュームたっぷりでこれぞチョコを食べている~という感じです。
私の一押しはこれです。
レーズンとヘーゼルナッツが挟まれているチョコレート。


ベルギー滞在時代はほぼ毎日これを食べていました。



ヘーゼルナッツのガリガリ感と、レーズンの程よい酸味が、甘いチョコにベストマッチ!
ベルギー人もやはり自国のチョコレートが好きなんですよね。
私の友人たちに聞いたときはほぼ全員の口から、コートドールという答えが返ってきましたよ。
このようにスーパーの棚を見ても種類が豊富なのです。


コートドールのチョコレートも日本では増えてきましたね。
昔はこれしかなかったのに。


もう少しいろいろな種類が手に入るといいのになと思います。
ちなみにベルギーに行くとヘーゼルナッツ入りのチョコレートがたくさん売られていることに気が付くと思います。
ベルギーではアーモンドチョコ以上にヘーゼルナッツチョコが人気です。
日本にいるとなかなかヘーゼルナッツ入りのチョコレートに出会う機会が少ないので、ぜひ選んでもらいたい一品ではあります。
【番外編1】ベルギー人はレオニダスが大好き
スーパーでは買えませんがベルギー人に人気のチョコレート屋さんと言えば、
ずばり、レオニダスです。


ベルギー人で知らない人はいないであろうチョコレートのチェーン店で、店舗数はベルギー国内では400を超えます。100年以上の歴史のある、いわば老舗です。



ベルギーのどこの都市にもお店があるよ。



高級チョコではなくて、ベルギー人が普段気軽に買うチョコといった感じだね。
チョコレート1粒1粒が大きいのに、値段も手ごろなのです。
バレンタインデーなどでは多くの男性がお店に並びチョコレートを買い求めます。(ベルギーではバレンタインデーに男性から女性にプレゼントを贈るのが一般的)


日本にも店舗があり、チョコレートはすべてベルギーから空輸されているそうですよ。
なのに他の名だたるベルギーチョコレート屋さんより価格が安いので、私もレオニダスが大好きです。
※個人的な見解ですが、べルギーチョコというだけで、なんであんなに高い価格設定になるのか不思議なお店が日本にはたくさんあります…。
レオニダスのチョコレートは甘さは比較的強めです。
『滑らかなくちどけのよい高級チョコ』という感じではありませんが、しっかりカカオ感はあり、日本人の口にあうチョコレートだと思います。


本場ベルギーでは、バロタンといって、箱の中にそのままチョコを詰める買い方が一般的です。


日本でも公式ページからもオンラインで購入できるのがいいですね。
レオニダス – ベルギーで最も親しまれている伝統のチョコレート(公式通販)
【番外編2】ベルギー人が日本に板チョコを食べたらどんな反応をするか?
興味本位で、日本の板チョコをベルギー人に食べてもらったことがあります。茶色のパッケージの『あの』チョコレートです。
ベルギー人同僚の反応はと言えば…



まるで消しゴムを食べているかのようだね
と、まさかチョコレートを消しゴムに例えるとは…。
別のベルギー人同僚は、



香料ばかり強くて、カカオの味がしないよね



お、御見それしましたぁ!!!
最近は日本でも高カカオチョコレートが売られるようになり、もう少し評価が変わってくると思います。
20年前はまだ高カカオが台頭する前でしたから。
まとめ
いかがでしたか?
ベルギーチョコといえば、ゴディバやピエールマルコリーニなどを思いう浮かべる方が多いかもしれません。
けれど現地のベルギー人は毎日高級チョコを食べるわけにはいかず、スーパーで買えるお手頃チョコを買っているのです。
特別な時にこそ、高級チョコは食べるのです。
みなさんもベルギーチョコを見かけたらぜひ味わってみてくださいね。日本のチョコにはない滑らかさと力強さを感じられるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では!
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