中国の絶景スポット『九寨溝(キュウサイコウ)』の回り方 個人旅行記【当日編】

当ページのリンクには広告が含まれています。
九寨溝行き方とまわり方

この記事は旅行大好きアラフォー女子によって書かれています。

中国の絶景スポット、『九寨溝』旅行記の【当日編】です。

今回は実際に九寨溝を歩いて分かった、九寨溝の見どころと効率的な周り方についてまとめています。

九寨溝までのアクセスについてはこちら。

【前日編】はこちら。

【黄龍編】はこちら。

動画はこちら。

それでは見ていきましょう。

目次

九塞溝のベストシーズン

一般的には『秋』

一般的には、こう言われています。

九寨溝(きゅうさいこう/Jiuzhaigou)のベストシーズンは 秋(9月中旬〜11月上旬) です。

  • 紅葉と湖の絶景:カラフルな紅葉と、エメラルドグリーンやターコイズブルーの湖のコントラストが非常に美しいです。
  • 天候が安定:比較的晴れの日が多く、気温も過ごしやすい(昼間15〜20℃前後、朝晩は寒い)。
  • 写真映え最高:透明度の高い湖面に紅葉や山が映り込むため、絶好の撮影チャンス。

その他の季節の特徴

冬(12〜2月):雪景色と凍った湖が幻想的。ただし寒さが厳しく、一部閉鎖エリアも。

春(4〜5月):花や新緑が美しいが、残雪や水量が少ない場合も。

夏(6〜8月):水量が多く緑も豊かだが、雨が多く、観光客も多め。

ハコおんな的ベストシーズン

中国在住歴4年の私なら、こう答えます。

中国の長期連休と、学校の長期休み以外ならどこでもOK

例えば、google検索で『中国の連休 2025』と入力してみてください。

2025年の中国の祝日(休日)は以下の通りです。

1月1日(元旦):1日のみ休み
1月28日(火)~2月4日(火)(春節):8日間の連休
4月4日(金)~4月6日(日)(清明節):3日間の連休
5月1日(木)~5月5日(月)(労働節):5日間の連休
5月31日(土)~6月2日(月)(端午節):3日間の連休
10月1日(水)~10月8日(水)(国慶節・中秋節):8日間の連休

中国の祝日は旧暦に基づいているので、毎年異なります。

上記期間は、中国国内どこもとんでもなく混みあいます

混みあうというレベルが桁違いなのです。

さらに、学校が長期休みに入る時期も旅行に出かける人が多いです。
※上記期間ほどではありませんが。

中国の学校は2学期制で、9月から翌年1月までが第1学期、2月から6月までが第2学期です。

夏休みは7月と8月、冬休みは1月から2月です。

選択できるのなら、中国人が旅行しない期間に行く方が有効に時間を使えます。

とにかく、連休は避けたほうが無難!

ベストシーズンまとめ

  • 観光と撮影目的なら秋(特に10月初旬〜中旬)
  • 静かに自然を楽しみたいなら冬と中国の連休以外

九塞溝のチケット

入場料・開園時間

時期開園時間入場料
(園内バス代含む)
繁忙期(4月1日〜11月15日)08:00-18:00
※14:00までに入場
280元(約5,600円)
閑散期(11月16日〜3月31日)08:30-18:00
※14:00までに入場
​160元(約3,200円)
※※2025年6月現在。今後変更になる可能性があります。

※6歳以下または身長120㎝以下の子供は無料。
※60歳以上の大人は入場料0円、園内シャトルバス料90元のみ必要。

購入方法

まず大事なのがチケットの予約です。

毎日41,000人という入場制限があります。

さらに、8:00~10:00、10:00~12:00、12:00~14:00の時間で分かれており、それぞれのチケットの販売枚数に制限があるため事前予約をする方が無難です。

中国語が分かる方は、ウィーチャットの公众号や公式サイトからオンラインで予約ができます。

公式サイト

ウィーチャットミニプログラム

『九寨沟旅游官方平台』で検索

ただし、予約には中国の電話番号が必要なので、日本から旅行される方は旅行代理店や、Trip.comでチケットを入手しておくことをおススメします。

Trip.comで購入する場合

手数料もかからないし、ポイントもたまるし、いいよ!

Trip.comでは外国人用のチケットを販売しています。チケットの枚数に制限なく購入できます

\ 日本語で簡単予約&サポート!/

日付とチケットを選択
日付を確認して、枚数を選択
PayPayでも支払えます。

以下のリンクからTrip.comのクーポンコードがチェックできるのでよかったら見てみてくださいね!

Trip.comのクーポンコードをチェック ※ジャンプ後のページでクーポンをクリックしてください。

TRIP.COM
【最新】九寨溝風景名勝区 - チケット、営業時間、口コミ、写真 [2025年] Trip.com 九寨溝の九寨溝風景名勝区への訪問を計画して、節約しましょう!最高のチケットディールを発見し、開場時間とレビューをチェックし、本物の旅行者の写真を探索してください...

ルート計画

九寨溝は広大な公園です。すべてを回りきるのは大変なので、あらかじめどこに行きたいか計画を立てておくのがよいと思います。

九塞溝見取り図

九寨溝の見取り図です。※下方向が北なのでご注意。

一番下がエントランスです。

  • 上/下と書かれているのが、シャトルバスの乗り場/降り場です。
  • 赤線がおすすめの遊歩道(と言っても全部歩いたら日が暮れます)
  • ★が一押しスポットのようです。

混雑具合や見たいスポットにもよると思いますが、1日あれば有名どころは制覇できると思います。

見どころMAP

おススメは以下のがついたスポットです。

九塞溝地図

さらに独断でおすすめ度を★の数で表してみました。
★★★は必見、★★はおすすめ、★は時間があればぜひ!といった感じです。
天候や季節できれいさは異なると思うので参考程度に考えてください。

  • 箭竹海(★★)
  • 箭竹海瀑布(★) ※滝です
  • 熊猫海(★★)
  • 五花海(★★★)
  • 珍珠滩(★★★)
  • 镜海 (★★)
  • 长海(★★)
  • 五彩池(★★★)
  • 犀牛海(★★)
  • 老虎海(★)
  • 树正群海(★★★)
  • 树正寨(★) ※休憩所&お土産屋
  • 火花海(★★★)

おすすめのまわり方

まずは入場

いよいよ公園内に入ります。

入口に到着したのは8時半(繁忙期と閑散期で入場時間が異なります)。

すでにたくさんの人でごった返していました。

『身分証を出して準備してください。』というアナウンスが聞こえてきます。

わたしたち外国人はパスポートを出します。

ちゃんと予約が取れているのかドキドキしましたが、無事入ることができました。

予約の時点でパスポート情報と紐づけができているので、パスポートだけで入場できますよ。

入口を過ぎたら、すかさずバスに乗り込みます。

私たちが乗ったバスは原始森林の方向に向かいました。

車内のアナウンスによると、エントランスから出るすべてのバスは原始森林方面に進むそうです。もし、最初に长海方面に行きたい場合は途中の乗り継ぎ地点(诺日朗中心站)で降り、バスを乗り換えるそうです。

冬場は原始森林にバスは行かず、すべての人が手前の箭竹海で降りました。

今後状況は変わるかもしれないので、注意くださいね。

まわり方MAP

九寨溝は大きく分けて①、②、③の3つのエリアに分かれています。

私たちは①、②、③の順番で見ましたが、②、①、③の順番でもいいと思います。

九寨溝回り方MAP

理由としては、①、②に必見スポットが多くあるからです。お昼に近くなるほど団体客が流れ込み、混みあってきます。せっかく前日入りしているなら朝一の空いている時間にお目当ての湖にいくのがよいと思います。

入口から遠いところから近いところへ

ポイントは、入口から遠いところから近いところへ順番に見るです。

景区全体を歩いて感じたことですが、バス停の位置や桟道のルートが入口へ向かいやすいようになっています。

なので自分が見たいスポットが決まったら入口の奥側から順番に手前へ移動すると効率よく見ることができます。

とにかくバスを利用する

足に自信のある方は、歩きを選ぶのもいいと思います。ただし、九寨溝は広大な公園ですべてを歩いてみることはとても厳しいです。

園内の看板には次の見どころまでの距離も記載されていますが、実際に歩いてみると、坂道だったり、もっと距離があったりします。バスはたくさん走っているので、もしバス停が混んでいてもできる限り利用する方が速く周ることができます。

混雑エリアは午後にまわす

多くの団体客は午前中に九寨溝を見終えて、別の観光地へと移動します。つまりお昼手前までが一番混む時間帯と言えます。有名スポットが混んでいる場合は、後回しにして午後にゆっくり見ることも一つの案です。

絶景ポイント

おススメのスポットを写真でご紹介します。

箭竹海(★★)

朝一、風がない時間に行くのがおすすめ。水面に映った山までも美しいです。

箭竹海瀑布(★) ※滝です

自然にできたとは思えないほど整った滝群です。日本人にとって滝は見慣れているのであまり珍しくはないですが、整然とした滝と大自然のコントラストがとてもきれいでした。

熊猫海(★★)

むかしパンダがよく出没していたことからこの名前が付けられたそうです。

私たちは午前中に行ったためあまり映えていませんでした。ここは特に午後がきれいだそうです。

九塞溝絶景

五花海(★★★)

驚くほどの透明度を誇る五花海。

透明すぎて、水があるのを忘れてしまいます。

私は個人的に、ここが一番きれいだと思いました。

珍珠滩(★★★)

緩やかな丘陵地一体に流れる水が非常に珍しい光景を生んでいます。川になっているわけではなく、平地全体に広がる水流がとても美しかったです。ここからもう少し進めば珍珠滩の滝がありますが、こっちの方が魅力的でした。

镜海 (★★)

名前の通り、鏡のような湖です。風がなければもっときれいに見れるはずです。

ここもエメラルドグリーンの水の色がきれいです。

长海(★★)

九寨溝の中で最も大きく、標高が高い湖です。標高は3100メートルくらいだそうです。

冬場は凍っていますが、切り立った4000メートル級の山の間に見える湖は絵になります。

夏場には深いブルーの湖と山のコントラストがとてもきれいだそうです。

五彩池(★★★)

九塞溝の中で最も人気のスポットです。

エメラルドグリーンに輝いて見えます。

なぜこんな色になるのか不思議なくらいです。森の中から突然現れると驚くほどのきれいさです。

犀牛海(★★)

乳白色の色が幻想的な犀牛海です。なぜ同じ九塞溝なのに、こんなにも色々な顔があるのか不思議になります。

犀牛とは中国語で動物のサイを意味します。昔、ある重病の老人がサイに乗ってここにたどり着き、湖の水を飲んだところ奇跡的に回復したとか。老人は神に感謝してサイをこの湖の残し、守り神として神にささげたところに由来するそうです。

老虎海(★)

少し進むと老虎海になります。ガラッと雰囲気が変わります。

树正群海(★★★)

树正群海はいくつもの湖が連なったエリアです。観光客も少ないので時間に余裕があればゆっくり見ることができます。

树正寨(★) ※休憩所&お土産屋

寨とは中国語で集落という意味です。ここはまだ建設中なのか修繕中なのかいろんなところで工事をしていましたが、住民もいるようです。お値段は高いそうですが宿泊もできるそうですよ。

休憩できる場所もあり、特産品の販売もしていました。ヤク肉のジャーキーや牛の角など、日本へ持ち込めないものが多かったですが(笑)

火花海(★★★)

火花海も人気のスポットです。団体ツアーの行先には入っていないのか人が少なくて見やすかったです。

水底が青白く光って見えます。天候に恵まれたせいもあると思いますが、午後の太陽が高い時間帯に来るときれいに見えました。

持ち物

冬の服装

みなさんこのような格好をされています。

私はこんな感じで行きました。基本的には真冬の格好ですが、日中に日が差しこんでくると暑く感じることもあるので着脱できる格好がいいと思います。

  • 上:
    ユニクロ・ヒートテック極暖長袖、長袖ワイシャツ、ユニクロ・ウルトラライトダウン、ネックウォーマー
  • 下:
    ユニクロヒートテックレギンス、ジーンズ
  • 履物:
    スニーカーなど歩きやすい履物

手袋や帽子も一応持っていきましたが、いい天気だったので必要ありませんでした。
お昼ごろには上に着ていたダウンも必要ないほどでした。気温は15度程度にしかならなかったと思うのですが、日差しが強いので暖かいのでしょう。

持ち物

  • パスポート
    入園時に必ず必要ですので、忘れないよう注意してください。
  • 食料(お菓子や昼食など)
    園内の飲食物は値が張るし、レストランは混雑も予想されます。いつでも食べられるものがあると安心です。お湯は休憩所で無料でもらえるので、カップ麺を持ってきている中国人が多かったです。
  • 水筒またはペットボトル
    お湯は園内で比較的簡単に手に入るので、水筒があると便利です。
  • 折り畳み傘
    高山地帯ですので、天候は変わりやすいです。カッパまでは必要ないと思いますが、傘は持って行った方がいいと思います。
  • ティッシュ(ウェットティッシュ)
    九塞溝のトイレはきれいに整備されていましたが、ペーパーはなかったと思います。
  • バッテリー
    気温が寒いとスマホの電池容量の減りが速いです。バッテリーを1つ持って行った方が安心です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は実際に九塞溝を観光してみて分かった効率的な周り方についてお話ししました。

大事なことは

  • 事前にチケットを購入する。
  • 見るところを絞る。
  • 奥から入口側に移動する。
  • バスをうまく利用する。
  • 食べ物と飲み物は持参する。

です。

私たちは閑散期である冬に訪問しました。繁忙期はもっと混雑していると思います。

できる限り時間に余裕をもって楽しんでもらえたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんのお役に少しでも立てたら幸いです。

では~。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

海外在住歴8年アラフォー女子。現在は日本在住。
留学、仕事、一人旅、在住含め、今までに訪れた国は21ヵ国。
近年は夫と二人旅がメイン。

『経験したからこそ分かったこと』を書いています。いいね!も、ないね!も、忖度しません。そしたら次の人はもっといい旅ができるはず。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次