この記事は2023年8月に4泊5日でプーケット島を旅行した夫婦により書かれています。
今回はプーケットのタイガーキングダムとエレファントトレッキングをツアーに入らず自力で行ってきたので、その詳細について書きたいと思います。
1. タイガーキングダム
1-1. タイガーキングダムとは
タイガーキングダムとは、トラと触れ合いながら写真撮影ができるスポットです。
オリを介してではなく、実際にオリの中に入ってトラに触ったり一緒に写真を撮ったりできます。
タイでしかできない体験として人気があるよ!
特に赤ちゃんトラとの写真撮影が人気らしいね!
1-2. タイガーキングダムの基本情報
名称 | Tiger Kingdom Phuket Thailand |
住所 | 118/88 Moo 7 Kathu, Kathu, Phuket 83120, Thailand. |
電話番号 | +66 76 323 311/ +66 99 292 9789 |
メール | info@tigerkingdom.com |
営業時間 | 09:00-18:00/ 毎日営業 |
料金 | 900バーツ~ |
タイガーキングダムはパトンビーチの東方にあります。
パトンビーチの繁華街、バングラ通りから車で約15~20分の距離です。
宿泊したホテルのスタッフによると、バングラ通りからだとタクシーで片道300バーツ(約1,240円)くらいだそうです。
Grab(グラブ)では片道450バーツ(約1,870円)くらいでした。
割と高めな印象です。
私たちはタイガーキングダムとエレファントトレッキングの両方に行きたかったので、最低でも3回乗ることになります。結構な金額になりますよね。(私たちの行き方については、以下の『3. タイガーキングダムとエレファントトレッキングへの行き方』に記載しています。)
1-3. タイガーキングダムは予約が必要か?
現時点では公式サイトからの事前予約はできないみたい。現地にて受付順に処理されるので混雑を避けるには朝一がおすすめ!
公式サイトからの予約はできませんが、ツアーに申し込めば往復送迎込みでチケットの事前購入はできます。
タイガーキングダム プーケット トラとの触れ合い体験予約 一緒に写真撮影も(タイ)|kkday
- 希望のお迎え時間が選べるのがGood。
- 電話での英会話が苦手な方も、LINEなどのアプリでやりとりOK。
ただしこの場合も、現地での受付順なので待ち時間は当日に購入する場合と変わりません。
私たちは午前11時ごろに到着し、順番が回ってきたのは午前11時50分。約1時間待ちました。大体1時間~2時間待つのが一般的とのことだったので、割と早い方だと思います。
撮影するトラによって待ち時間も異なります。小さいトラの方が人気があるそうです。待ち時間も大きなトラより小さい方が長いみたいですよ。
どうしても待ち時間を短縮したい場合は、裏技があります。500バーツで専属カメラマンをお願いする方法です。カメラマンの手が空くとすぐに順番に割り込ませてくれるそうです。
※カメラマンをお願いしなくても、トラ使いのお兄さんが素敵な写真を撮ってくれます。
1-4. タイガーキングダム当日の流れ
建物に入ると正面にレセプションがあります。その上に番号が書かれていて、その通りに移動すればOKです。
- チケット購入
- 同意書へのサイン
- 支払い
- タイガーゾーンに移動
- ロッカーに荷物預け
- 待機
- 撮影開始
①チケットは撮影するトラのサイズによって異なります。(2023年6月現在)
- 最小のトラ(Smallest) – 1,000バーツ – 16歳以下もOK
- 小形のトラ(Small) – 900バーツ – 16歳以上かつ身長150cm以上
- 中型のトラ(Medium) – 900バーツ – 17歳以上かつ身長160cm以上
- 大型のトラ(Gig) – 1,000バーツ – 18歳以上かつ身長160cm以上
②同意書へのサインは、『万が一事故が起きてもすべて自己責任です』という内容の同意書へのサインが必要になります。
③支払いが終わるとナンバーが書かれたチケットが渡されます。これが自分の順番待ちの番号になります。
④トラゾーンへの移動します。自分の選んだサイズのトラを見つけたら、チケットをスタッフに渡します。
⑤スマホやカメラ以外の荷物はすべてロッカーに入れるよう指示があります。
⑥自分の番が来るまで待機です。結構待つ場合はほかのトラやチーターなどを見学に行ってもOKです。
⑦順番が近づくと、オリの前で待機するよう指示があります。
1-5. いよいよ撮影開始!
私たちが選んだのはビッグタイガー。1頭のトラと撮影だと思っていたら、2頭のトラと撮影ができました。
1頭目はおとなしい子でずっと寝ていたのでむしろかわいいと思いました。
しっぽを持ち上げてもどうってことありません。
服装に関しては、地べたに座ったりするので、汚れてもいい服装がおすすめです。
私は前日に格安で購入したタイパンツを履いて行きました。
不意におなかを触ってしまった夫。おなかはダメ!とトラ使いのお兄さんに注意されました。ルールはしっかり守る必要があります。
次のトラは私たちの順番になってからご機嫌が非常に悪い。
ガーガーとトラ使いにも吠えていました。
私たち、完全に腰がひけています…。
この時はもう早く終わってくれ、と願うばかりでした。
正直、めちゃくちゃ怖かったです…。
たぶんもう一度するかと聞かれると、しないかな…。小さいトラとなら撮りたいですが。
それでも貴重な体験ができたので、これには感謝。
1-6. チップは必要か?
ケージの出口に『チップボックス』というものが設置されています。チップはそのボックスに入れるシステムのようです。
ところが多くの観光客はボックスに入れるのではなく、トラ使いに直接渡していました。
なので私たちもお兄さんに100バーツを渡しました。
チップは渡す人もいれば渡さない人もいたので、どちらもいいと思います。たぶん半々くらいです。
※相場は100バーツとのことですが、500バーツ払っている人もいたし、払っていない人もいました。
2. エレファントトレッキング
2-1. エレファントトレッキングとは
エレファントトレッキングとは象の背中に乗りながら森の中をトレッキングできるアクティビティです。プーケットにはたくさんのエレファントキャンプと呼ばれる施設があり、タイガーキングダム同様『タイでしかできない体験』として観光客に人気です。
2-2. エレファントトレッキングができるスポット
私たちが行ったのは『NOPPARAT ELEPHANT CAMP』というキャンプです。
場所はタイガーキングダムのすぐ近くです。
※各種情報は変更される場合があります。
このあたりにはいくつかのキャンプがありましたが、ドライバーに連れていかれたのが上記の場所でした。
お値段は以下の通りでした。あとからGoogleマップで口コミをみると価格は高めの設定らしいです。
- 30分 – 1,000バーツ
- 45分 – 1,200バーツ
- 60分 – 1,400バーツ
現地に着いてから私たちはしばらく辺りをフラフラ、キョロキョロ。
実は最近、『エレファントトレッキングは動物愛護に反する』という声が上がっているとか。
一部のキャンプでは像乗りたちが象に対し過度な調教をしていると指摘され、問題になっているらしいのです。
私たちはこの話を耳にして、象に乗っていいのか相当悩んでいました。現地で様子を見てから決めようと話し、結局30分間乗らせてもらいました。
2-3. エレファントトレッキングは予約が必要か?
基本的には予約は必要ありません。
到着後、受付に案内されて、トレッキング時間を選びます。
支払いが済んだら比較的すぐに順番が来ました。
受付で、象にあげるためのバナナを100バーツで買うか?と聞かれます。
後ほど分かりますが、バナナは必須です。
最初は象のためにと思って買ったのですが、すてきな写真を撮影するのに役立っていました。
2-4. トレッキングの様子
象の背中に乗ったらまず象にお水をかけるところから始まりました。
像乗りが象に向かってホースで水をかけたり、お水を飲ませたり。
そのあと象に乗って進むと、先ほど購入したバナナを象にあげるよう指示されます。
象もバナナがもらえるとわかっているようで、私たちのところに鼻を寄せてきます。
すると、こんなダイナミックな写真が撮れるというわけです。
トレッキング時間は乗った時から始まり、象への水やりの時間も含んでいるので実際には15分くらいの感覚です。それでも十分でした。
最後に像乗りにチップをせがまれ、相場は100バーツらしいですが、50バーツ渡して帰りました。
本当に乗ってもよかったのか、いろいろ考えさせられる30分でしたが、これも貴重な体験だと思っています。
3. タイガーキングダムとエレファントトレッキングへの行き方
どちらもビーチから少し離れた場所にあるため、最初はツアーに入ることを考えていました。
ところが、タイガーキングダムとエレファントトレッキングがセットになったツアーがなかなか見つからない。。。
どうしたかというと…
ホテルのコンシェルジュにお願いして、運転手をチャーターしたよ!
300バーツで2か所に行ってくれる運転手がいないか、コンシェルジュに探してもらったんだよね。
そうです。ここも交渉の世界です。
タクシーやgrab、トゥクトゥクを使うという手もあったのですが、3回乗るとなると結果的にはどれも割高になります。
最初は700バーツ(約3,000円)だったら探せると言っていたコンシェルジュ。タクシーなどの値段を考えれば、この値段でも十分安いです。
私たちが行ったのは雨季の閑散期。たぶん300バーツ(約1,250円)程度で行けるだろうと思い、コンシェルジュに、『300バーツでチャーターできたらあなたに50バーツチップとして渡します』と打診。
見事、300バーツ+コンシェルジュのチップ50バーツでチャーターに成功しました。
音響装備とタイヤのマフラーがすごい車でお迎えでした(笑)
ドライバーは、ホテル→像乗り→タイガーキングダム→ホテルの約二時間半ずっと私たちに付き合って待っていてくれました。これで300バーツはさすがに悪い気もして、ありがとうの意味を込めて最終的には少し多めに渡したのですが、それでも格安です。
後からわかったんだけど、ドライバーには紹介料が施設から支払われるようです。なので何か所か回るほど彼らも稼げる仕組みらしいです。
さらに今回のドライバーはコンシェルジュの知り合いだったみたい。みんな個人的に裏でつながっているから、交渉次第で値段は大きく変わると思ったよ。
交渉が面倒!という方にはやっぱりツアーが便利ですね!
タイガーキングダム プーケット トラとの触れ合い体験予約 一緒に写真撮影も(タイ)|kkday
kkdayは日本で旅行業登録をしていて、日本支社もある現地ツアー会社なので安心して利用できますよ。
4. まとめ
いかがでしたか?
軽い気持ちで行こうと思った、タイガーキングダムとエレファントトレッキング。結果、私たちには非常に学びの多い体験でした。
行き方に関しては、私たちの経験上、ホテルのコンシェルジュにドライバーを探してもらうのが一番安上がりになると思います。※乗り合いツアーの場合はそちらの方が安いかもしれません。
コンシェルジュがいないホテルでも、フロントスタッフには『仲の良いドライバー』がきっといますので、聞いてみる価値はありますよ。彼らへのチップ代も考慮しながら聞いてみてくださいね。
英語や交渉が苦手、という方はツアーに入るのもいいですよね。
金額は明確ですし、予定が立てやすいと思います。
※もしかしたら私たちは偶然安く行けただけかもしれませんし。
以上、みなさんの参考になれば幸いです。