この記事は旅行大好きアラフォー女子によって書かれています。
中国の絶景スポット、『九寨溝・黄龍』旅行記の【3日目】です。
今回の記事では、ツアーに入らず自力での①九寨溝から黄龍への移動、②黄龍クイック観光、③黄龍から空港(または高鉄の駅)までの移動についてまとめています。
成都から九寨溝までの移動についてはこちら

九寨溝のホテルやレストラン情報はこちら

九寨溝のおすすめスポットや周り方はこちら

それでは見ていきましょう。
九寨溝から黄龍への移動
九寨溝入口から東に900mほど進んだところに旅客センター(九通客运服务站)があります。ここから黄龍行(黄龙景区)行きのバスが出発します。

ちなみに、私たちが利用したホテルはここです。
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このホテルからスーツケースを引きながらバスセンターに歩いている途中にタクシーを拾いました。
旅客センター(九通客运服务站)の2024年3月現在のタイムテーブルは以下の通りです。

成都に帰るバスもここから出発しています(青枠)。黄龍景区に直通のバスは7:30発と7:40発の2便ありました(黄枠)。大人一人47元(約945円)です。車をチャーターすると250元(約5,030円)と言われたので、格安ですね。
2025年6月現在の状況です。
- 本数が7:30から9:30まで大幅に増便されました。
- 運賃は52元(約1,050円)に値上がりしています。

午前7時すぎに旅客センターに到着。

私たちは事前にオンラインで予約をしており、こちらの発券機で紙のチケットを発券しました。

- 中国の電話番号を持たない外国人は、オンラインでバスの予約ができないようです。現地で調達するか、あらかじめ予約を扱っている旅行代理店にお願いするのがよいようです。
※中国の電話番号をお持ちの方は、ウィーチャットのミニプログラムで『団子出行』を検索してください。九寨沟口长途客运站→黄龙景区の区間です。 - 前日に九寨溝を訪れるならついでに旅客センターまで来て、事前にバスチケットを購入すると安心です。※おそらく当日でも問題ないと思います。
- このバスセンターから出発するバスではありませんが、Trip.comのウェブサイトからは日本語で予約が可能です。
『九寨溝風景名勝区 黄龍景勝地相乗り直行車チケット』を選択すると、乗り合いバスや車のチャーターができます。しかし、ドライバーとの事前連絡や、現地でのやり取りはすべて中国語になるのでハードルは高いかもしれません。
\ 中国語が得意なら!/
こちらのバスセンターでチケットを購入する場合は、入口から入って直進した右側に窓口に向かいます。『黄龍まで=到黄龙(ダオホアンロン)』と言えば通じますよ。

荷物検査と顔認証による検票がありました。


このバスで約2時間かけて黄龍まで移動します。

途中でトイレ休憩がありますが、いわゆるニーハオトイレです。
扉がありません。
誰かが来たら、最中であっても『ニーハオ』と気まずく挨拶をする覚悟で使用します。

デリケートな夫はこの雰囲気ですでに挫折。
無頓着な私は問題なしでした。

秘境ならではの体験をぜひ!
黄龍観光
ベストシーズン
こんなデータがあります。
\ 中国人旅行者が選ぶ黄龍のベストシーズン/


これは中国版インスタグラムと言われている、『RED NOTE』の統計によるものです。
投稿者が選ぶベストシーズン第1位は6月。以下、7月、5月と続きます。
理由をまとめると、以下の通りです。
6月:水量が増え、黄龍の景色が美しくなる。
5月:水量はまだ少ないですが、閑散期なので入場料が安く、人が少ない。
7月:景色は美いが、雨季なので暴雨に見舞われる可能性あり。
8月:水量が最高値に達し、最もきれいに見えるが、繁忙期なので人が多い。
9月:景色は美しく、紅葉も楽しめる。
4月:水量はまだ少ないですが、閑散期なので入場料が安く、人が少ない。
10月:景色は美しく、紅葉も楽しめるが、気温が一気に下がる。
11月:気温は-6℃まで下がる。薄氷が張り幻想的な風景。
3月:凍っていて大部分が鑑賞できない。ただし入場料が安く、人が少ない。
12月:雪景色が幻想的。ロープウェイは停止している可能性も。



私たちは3月に行ったら、案の定ほとんど雪に埋もれていたよ。
入場料・開園時間
時期 | 開園時間 | 入場料 |
---|---|---|
繁忙期(6月1日〜12月15日) | 08:00-18:00 ※16:00までに入場 | 170元(約3,425円) |
閑散期(12月16日〜5月31日) | 08:00-17:00 ※16:00までに入場 | 60元(約1,210円) |
ロープウェイ(上り) | 80元(約1,610円) | |
電動カート(往復) | 20元(約400円) | |
ロープウェイ(下り) | 40元(約800円) |
※7歳未満の子供は入場料・乗り物代無料。(ただし、チケットは要購入)
※7歳~18歳の青年と、学生は入場料半額、乗り物代は必要。(現地窓口で学生証の提示が必要)
※60歳以上の大人は入場料0円、乗り物代は必要。



例えば、大人が繁忙期に上りのロープウェイのみを利用するなら、170元+80元=250元(約5,030円)だよ。



10歳の子供が一緒なら、85元+80元=165元(約3,325円)だね。
チケットの購入
チケットは現地の旅客服務中心で購入することができます。私たちは事前にオンラインで予約をしました。Trip.comでもチケットを販売しています。
※予約は入園日の5日前から開始です。
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黄龍歩き方MAPと所要時間
黄龍は最短ルートで観光すれば2-3時間程度で見ることができます。※混雑時は3時間で計算した方がいいですよ。


下山時にハイキングコースを利用する場合、更に1-2時間かかるらしいです。
荷物を預かってもらう
スーツケースを持って黄龍まで来た場合、黄龍旅客中心で預かってくれます。
私たちの場合、建物を入って左手に売店のカウンターがあり、そこで無料で荷物を預かってくれました。
現在は、この建物の左側にあるスロープを進むと小屋があって、そこで無料で荷物を預かってくれるそうです。


ケーブルカー乗り場へ移動
黄龍にはハイキングルートとケーブルカールートがあり、この2ルートの入口は離れています。


たいていの人は、ケーブルカーに乗って山の頂上付近まで行きます。そこからさらに電動カーで黄龍の見どころまで移動します。(ともに料金が発生します。)
ケーブルカーに乗る場合、景区の入り口(旅客中心)でバスを降りたら、そのまま進行方向に進むと無料のシャトルバス乗り場があります。シャトルバスに乗ってケーブルカー乗り場まで移動できます。ケーブルカー乗り場まではバスで5分もかからない距離ですが坂道ですので歩くと結構時間がかかります。


ケーブルカーに乗る
ケーブルカー乗り場入口です。
私たちはオンラインで黄龍のチケットを予約しました。外国人はオンラインチケットで入ることはできず、窓口で紙のチケットに交換する必要があるそうです。ここで紙のチケットを発券してもらいました。





どうせ窓口に行くなら、現地で買ってもいいか!
とも思いますが、入場料の他に、『ロープウェイのチケットは片道か?往復か?』とか、『電動カートのチケットは必要か?』など、会話が発生するので事前に購入した方が安心です。


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いよいよケーブルカーに乗ります。


約10分ほどで降り場に到着します。
電動カートに乗る
ケーブルカーを降りたら次は電動カートに乗り換えます。


電動カートのチケットはケーブルカーを降りたところで購入します。
一人20元(約400円)で、当日中なら何度乗ってもOKです。


この時点で標高は3500メートル。少し歩くだけで息が切れます。
電動カートに乗らず、歩くことも可能。
時間がある方は歩けば20元節約できますが、片道40分ほどかかるそうです。
五彩池まで歩く(階段多数)
電動カートを降りたらここから長い階段を下りて、上って、約20分ほどゆっくり歩きます。
この桟道が思ったよりハードでした。高山病になり得る高度です。急がずにゆっくり進みます。


黄龍の一番の見どころ、五彩池に到着します。





3月の黄龍、凍っています…。



ほんの一部だけ、雪を取り除いたっていう感じだったよね。


それでも一部分だけでも見れたのはよかったです。
九寨溝とはまた異なる面持ちの池ですよね。
みなさん、思い思いのポーズで撮影会です。


下山方法は2種類
ケーブルカーで帰る場合は、今来た道を戻ってゆきます。


体力に自信がある方は、徒歩で下山するルートもあります。黄龍の景観を楽しみながらの下山なのでそれもよいかと。
私たちは時間がなかったので電動カートとケーブルカーで下山しました。
黄龍から空港、または高鉄の駅までの移動
黄龍から空港または高鉄の駅までの位置関係はこのようになっています。
黄龍から空港、または高鉄の駅までは車で30分ほどの距離です。タクシーを利用しても100元(約2,000)で行けました。


タクシーはケーブルカー乗り場で捕まえること


空港まではタクシーを捕まえる予定でした。ケーブルカーで降りてきたところ(登山時の乗り場です)には何台かタクシーがいたのですが、スーツケースを預けているため旅客中心まで一度戻る必要がありました。
旅客中心付近にもタクシーがいるだろうと思いしばらく待機したのですが、全く来る気配がなく。
仕方がないので荷物を持って再度ケーブルカー乗り場まで行き、そこでタクシーを捕まえました。
繁忙期はもっとタクシーがいると思うのですが、閑散期に黄龍に行く場合はご注意ください。
持ち物
冬の服装
九塞溝よりも格段に寒いです。
標高3500メートルの山の中、完璧な防寒具が必要です。
気温は5℃。真冬の気温です。
私たちもダウンやジャケットを着こみ、発熱素材のシャツを重ね着していきました。


- 上:
ユニクロ・ヒートテック極暖長袖、長袖ワイシャツ、ユニクロ・ウルトラライトダウン、ウールコート - 下:
ユニクロヒートテックレギンス、ジーンズ - 履物:
スニーカーなど歩きやすい履物 - その他:
ネックウォーマー、手袋、帽子
手袋や帽子も持っていきました。長時間滞在する場合は体温が奪われるので必要だと思います。
スマホで撮影もしたいし、手袋がないと手は寒いし、という方は以下のような手袋が便利です。
タッチパネル対応の手袋でもいいのですが、感度がいまいちなのが多くて私は穴あき派推しです。


必需品
- パスポート
入園時に必ず必要ですので、忘れないよう注意してください。 - 飲食物
園内に飲食物はありませんでした。短時間滞在の場合は食べ物は必要ないかもしれませんが、徒歩で上下山される方は飲食物必須です。 - 折り畳み傘またはカッパ
天候は変わりやすいです。ハイキングされる方はカッパやポンチョをおすすめします。 - ティッシュ(ウェットティッシュ)
トイレはきれいに整備されていましたが、ペーパーはなかったと思います。 - バッテリー
気温が寒いとスマホの電池容量の減りが速いです。バッテリーを1つ持って行った方が安心です。



ツワモノの中国人は酸素ボンベも所持してたよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は九塞溝から黄龍への移動方法、黄龍観光、空港への移動についてお話ししました。
大事なことは
- バスの出発時間の確認。
- スーツケースは旅客中心で預ける。
- ケーブルカー乗り場は入口と離れているので、無料シャトルバスを利用する。
- ケーブルカーと電動カー利用で最短2時間で観光できる。
- しっかり防寒。
- 食べ物と飲み物は持参する。
です。
中国の広大な自然を十分に満喫できるエリアです。人も優しく、中国人の暖かさを感じることができ大好きな地方でした。
この記事がみなさんのお役に少しでも立てたら幸いです。
では~。
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